Google Search Consoleにグループ化機能が登場、複数サイト運営者はぜひ使いたい

Google Search Console(旧ウェブマスターツール)では、運営サイトのGoogleでの検索キーワード、表示回数、検索順位、クリック数などを見ることができます。

検索アナリティクス

以前はGoogle Analyticsでも検索キーワードを確認することができました。しかし、最近はGoogleが検索ページにhttpsを標準採用し、Google Analyticsで検索キーワードを把握することが難しくなりました。検索キーワードのみならず、表示回数、検索順位なども分かるGoogle Search Consoleの重要性が増しています。

↓Google Analyticsで見てみると、約78%がnot providedとなっており、検索キーワードが分からない。

not provided

Search Consoleでは、「wwwあり」のサイトと「wwwなし」のサイト、「http」のサイトと「https」のサイトを別々に管理する必要がありました。運営サイトによっては、モバイルサイト、デスクトップサイトを別々に管理することもあります。また、アプリもSearch Consoleに登録可能ですが、これまでは一つのプロパティとして独立していました。

wwwありとwwwなし

今回、Search Consoleに「プロパティ セット」という新機能が登場しました。「プロパティ セット」機能により、これまで別々になっていた複数のプロパティをグループ化して、グループ全体の検索表示回数やクリック数をまとめて見ることができます。

プロパティセットは、Search Console右上の「セットを作成」ボタンから利用できます。

プロパティ セット

「wwwあり」のサイトと「wwwなし」のサイトをまとめたり、同じプロジェクトのサイトをまとめておくと便利です。

Google Search Console

まとめて見ることができるのは、「メッセージ」と「検索アナリティクス」の機能です。

メッセージと検索アナリティクス

サイトが少なければ利用しなくても問題ありませんが、複数サイトを運営しており、Search Consoleがカオスになっている場合、おすすめの機能です。